ぷりんすなお姫様 ３【すとぷり】

＊ ページ25

ななもり「あれ、ころちゃんもしかしてお酒弱い？」
ころん「弱くないですよ！！！」

ジェル「お酒どっかいっちゃえぇ〜」
ころん「やめろお前」
さとみ「ウキィーーw」
ころん「やめろって」

お鍋ひたすら食べてるの私だけな気がする。

お酒飲んでないからお腹いっぱいにならないんだもん。

莉犬「お！いった！！」
ころん「ん、飲んだ！」
さとみ「はい次ーw」
ころん「鬼か！！！」

一缶飲み干したころちゃんが
わんこそばのように
次のお酒を渡される。

さとみ「A〜俺の酒取ってきて〜」
A「はいはい」

なんで私なんだよ！！

精一杯の怒りを込めて
さっきよりお酒の缶をシェイクして渡す。

さとみ「お前また振ったろ！！」
A「え？」
るぅと「Aほんとやばいw」

さとみくんは「やめろよ〜」なんて言いながら
嬉しそうに笑っている。

お、Mか？ドMか？？

缶が軽い音を出して泡が吹き出す。

さとみ「……」

はじめから飲み口に口をつけていたさとみくん。

さとみ「さっきよりはマシやったわ」

私のことを馬鹿にしたように笑っている。

ころん「Twitter芸人ジェル行ったれ！」
ジェル「おー、A酒ちょうだい！」
A「うんww」

私が缶を振りながらジェルくんに渡すと、

ジェルくんはさらに
バーの店員のようにその缶を振り始めた。

ジェル「おっ、おっっ、いいっすねぇ、おっっ！！」
ななもり「タオル用意しとかなきゃ」
A「はいどうぞ」

みんなこんなんやってるけど
私持ってきたのお酒じゃなくてジュースなんだよね…w

ジェル「あっ、ああっ、あっ、いっ、い"ぐっ、あっっ、あっ、あ〜〜っっ！！」

缶を勢い良く開けたジェルくん。

ジェル「…あれ？」
「「「………」」」

もちろん炭酸でも何でもないから
液体は溢れない。

ジェル「おいこれジュースやんけえ！！」
A「あははははっww」

ジェルくんがブチ切れて私に文句を言ってくる。

ジェル「お前もうこれ一気飲みしろ、俺許さんから」
A「えーっww」

ぐいぐい缶を渡されて
仕方なく受け取る。

ジェル「はい、ぐーっと行きましょ、行っちゃいましょ」
ころん「ぐーっとぐっとぐっと？ww」
A「……」

私今喉乾いてないしお腹いっぱいだし…

るぅと「A、ちゃんと撮ってるよ」
莉犬「待って俺もケータイ準備するから」
A「授業参観じゃねぇんだよ！w」

みんなにカメラを向けられて
謎に一気飲みをするという状況。

まじか…ライブより緊張すんだけど…

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