ぷりんすなお姫様 ３【すとぷり】

＊ ページ15

A「いいベッドや」
ころん「ふざけんな」

ころん「ねえ重い」
A「え？」
ころん「どいて」
A「え？」
ころん「降りろ！！」
A「え？」
ころん「あ"あ"あ"っ！！」

無理矢理寝返りを打ったころちゃんに
跳ね飛ばされる。

A「ひどい…」

私はしゅんとしながらジェルくんの所に戻る。

ジェル「俺の上やったら乗ってもええで」
A「それは無理…」
ジェル「なんで？！」

るぅと「あ、負けた」
莉犬「お前ころちゃんの方ばっかり見てるからだろ」
るぅと「ころちゃん見てたんじゃないよ！」

莉犬くんに負けるなんて珍しいね、るぅとくん。

ちょっとムスッとしてる。

莉犬「じゃあ誰見てたの」
るぅと「え、A………じゃなくてころちゃん見てた」
莉犬「やっぱころちゃん見てんじゃん」
ころん「お前ほんと僕のこと好きだな」

うわあ、イチャイチャしてる…こわい……

A「メンバーがイチャイチャしてるの見るの気持ち悪いね…」
さとみ「お前が一番イチャイチャしてんだよ」

そう言えばさっき何度か言われたな。

A「私がいると絵になるじゃん」
さとみ「何言ってんの」

さとみくんとギャーギャー言い合ってると、
もう眠ったと思ってたなーくんが声を上げた。

ななもり「もう二時過ぎてんだけど」
ころん「あ、防音してないからうるさいって言われるかも」
さとみ「じゃああと一戦して終わろう」

私はコントローラーをころちゃんに返す。

A「もうクリスマスなんだね〜」
ジェル「えろいよね〜」
ななもり「ほんとえろいわ〜」
A「なんでだよww」

おっとクリスマスと言う事実を知って
眠くなって来たぞ。

A「ころちゃんベッド貸して」
ころん「風呂入って」
A「服貸して」
ころん「勝手に取って」

喧嘩中のカップルみたいに
淡々とした会話だな。

私はその辺のころちゃんの服を取って
化粧落としを持って風呂に向かう。

昨日生まれて初めてつけまつ毛つけたんだよね。

まつ毛ばっさーってなってやばかったわ。


私が風呂から出るとみんなもう半分目が閉じていた。

A「大丈夫？」
ころん「お前はもう寝て」
A「え、うん、じゃあベッド借りるね」

おやすみ、と言いながらころちゃんのベッドに入る。

なんでみんな寝ないんだろう……

そんなことを考えながら
疲れきった体を休めた。

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