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入浴剤まで入ってて
準備万端なお風呂に

ゆっくり体を沈める。

A「ふぁ…」

なんで私、

正座させられて、

足痺れて抱きついちゃって、

なんかそーゆー雰囲気になっちゃって、

ホラゲーさせられて、

お風呂入ってるんだろ。

A「……はぁ」

私がゲーム負けたからだったわ。

このゲーム音痴…機械音痴、治したい。

方向音痴もできれば治ってほしい。

私、お泊り自体に抵抗はないし、
二人っきりも大丈夫なんだけど、

なんか最近うっすら好意のようなものが
見え隠れしてる気がして、

少し、ほんの少しだけ気まずい。

その好意は…

私が女だからなのか、私だからなのか、
それはわからない。

ぐるぐる考えるだけ考えて、
結局答えが出る気配がない。

暖まった体をお湯から引き抜いて、
風呂場をあとにする。

A「お風呂ありがと」
ころん「んー」

なにやらパソコンで作業しているころちゃん。

ちらっと私を見てすぐ目を逸らして、
またこっちを見た。

ころん「だからなんでお前は上しか着ねぇの?!!ズボンかなんか履けよ!!」
A「だからころちゃんの服でかいからじゃん!」

ころちゃんはムスッとした顔をして
私の腕をぐいっと引っ張った。

そして腕を私の首に巻いて
顔を近付けられる。

ころん「じゃあ僕に襲われても文句言えないからね?いーの?」
A「……だめです」
ころん「じゃあ着て」
A「……はぁい」

渋々ズボンを履く。

A「ころちゃあん」
ころん「なーーに!!!」

今度はなんだよって顔で私の顔を見るころちゃん。

A「眠い」
ころん「ベッド使っていいよ」
A「ありがと」

ズボンの裾を引きずりながらベッドに移動する。

でも、なんか、
さっきのホラーゲーム思い出しちゃって、
寝れない。

A「…ころんさん」
ころん「ハイ」
A「一緒に寝てくれませんか、」
ころん「ハイ……ん!?」

半分話を聞いてなかったころちゃんは
頷いてから驚いた顔で私を見た。

A「ホラーゲーム思い出して寝れない」
ころん「…僕まだ作業あるんだけど」
A「……」

はぁ、とため息をついて私の肩を抱くころちゃん。

二人でベッドに入る。

暖かい。眠れそう。

ころん「僕寝ぼけて何するかわかんないけど、おやすみ」
A「ん?!おやす…」

言ったそばから私の腰にはころちゃんの手。

きっと私が安心できるようにしてくれてるんだ。
ありがとう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ころちゃんのペット/完

ひなちゃん→←*



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かりん(プロフ) - ゆにさん» こんにちは !! 4周目 ?! うわあああ愛されてますね嬉しいです とってもとってもありがとうございます ( ; ; ) (2020年5月27日 11時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - どうもこんにちは(^^)この作品4周目中のゆにです(^^)すとぷり関連で1番好きかもです(°▽°) (2020年5月27日 0時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 切羽 糜愛さん» ですよねー笑 (2018年12月4日 17時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
切羽 糜愛(プロフ) - 確かになーくんが言ったら怖そうw (2018年12月3日 6時) (レス) id: ba75b5c5fe (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - るーぺさん» わああ!ありがとうございます!がんばりましょうっ! (2018年11月30日 13時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かりん | 作成日時:2018年11月4日 23時

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