ぷりんすなお姫様【すとぷり】

＊ ページ26

莉犬「あれ、なにしてんすか」

私がななころにカメラを向けていると
後ろからレジ袋を提げた莉犬くん登場。

私は人差し指を口に当てて
「しーーっ！」のポーズをする。

それを見た莉犬くんは同じく左手で
「しーーっ！」をしながら、

右手で私の腰を突いてくる。

A「ん？！？！」

莉犬「『しーー』じゃないの？」

ニヤニヤ笑いながら私に意地悪してくる。

私こしょこしょ弱いんだよなあああああ！！

でも私もななころ動画撮りたいから
必死で動くのを我慢する。

莉犬「ほれっ、ほれほれっw((小声」
A「〜〜〜〜っ！！」

さとみ「はい撮ったー」

A「！！！」
莉犬「？？」

後ろでさとみくんの声が聞こえて振り向くと、

片手にケータイを持ってふりふりしていた。

さとみ「Twitterにあげよーっと。」


さとみ@すとぷり
莉犬がAをいじめてました。
〘動画〙

ー逆じゃないんだ！！
ー二人ともちっちゃいw


莉犬「ちょ、おいさとみぃ！！」

さとみ「いじめた罰だね」

A「顔撮られてなくてよかったね」

莉犬「それはよかった」

てか動画撮ってるのを撮られてるって、
なんか見覚えあるし…

莉犬「ころちゃん起きてんじゃん」
ころん「ななもりさんに起こされたね」
ななもり「おめぇがAに変なことすっからだろーが！！」

さとみ「莉犬のツンツン動画伸び半端ないんだけど」
ジェル「伸びしろですねッ！！」
A「ジェルくんいつの間にww」

何事もなかったかのように
すっと会話に加わってるジェルくん。

ふと部屋の隅でガサゴソ音が聞こえるな、と思ったら、

莉犬「あー！！るぅとくんそれ俺のやつ！！！俺が買ってきたやつ！！！」

るぅと「ジェルくんが買ってきたんだと思って食べちゃった…ごめん莉犬…」

るぅとくんがおにぎりをもぐもぐしてた。

てかジェルくんのやつだったら
遠慮なく食べるってどーゆーことなのww

ころん「とりあえず出前頼む？」

るぅと「なーくんご馳走様です」
ななもり「ああ、うんいいよいいよ、全然いいよ〜」

ジェル「なーくんご馳走様です」
ななもり「うるせぇ」
ジェル「なぁんでっすか！！」
ななもり「あははっw うそだよごめんねぇ」

結局みんな自腹でお昼ご飯。

ここでもまた馬鹿なことする人がいるんだよね。

ジェル「じゃん負けでこのパセリ食おうよ」
さとみ「お、やるか！」
莉犬「ええ…」

やだやだ〜とか言いながらも
みんなやる気。

「「「じゃーんけーん…」」」

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