お似合いカップルの模範【沖田総悟】

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神威｢ねぇ、お巡りさん。いい加減その手離した方がいいんじゃない？愛しの恋人の腕が支離滅裂になっちゃうよ？｣


沖田｢ふん、Aの腕が1本や2本無くなろーが今の日本の医療技術ならくっつけられっから心配ねーわ。｣


『心配するわァァァ!!無理に決まってんだろ漫画の見すぎだ！一回千切れた腕は2度と戻らねーよ!!』


神威｢···らしいけど？｣


沖田｢両腕が無ェお前でも俺は愛してらァ。｣

『ときめくかァァァ！いい事言ってるみたいな雰囲気だけど結局腕取ろうとしてるよね?!!テメーこそタマ切り落とすぞ?!!』


···この状況をどうにかして頂きたい。片腕夜兎、片腕馬鹿力に握られ引っ張られされている私を神様仏様どうかお助けください···!!このままじゃマジで笑い事じゃない結末となってしまう！


それより、この戦艦中に聞こえる大きな爆発音。つまりはこの中に真選組が居るという事だろうか。なら何故この男を寄越したんだ。どう考えてもコイツが立派にヒーローをやって退けるわけないでしょう?!!



そんな悪態を近くに居るであろう土方さんにぶつけていると、突然右手首を締め付けていた力が抜けた。それを拍子に私は総悟の胸に飛び込む事になる。


神威｢ーーまぁ、Aの腕が取れちゃったら料理作ってもらえなくなっちゃうし···それは困るからね。今日の所は君に譲るよ、お巡りさん。｣


沖田｢元々俺のだろーが。｣


神威｢だったらちゃんと繋ぎ止めとく事だね。また奪われちゃうよ？｣


沖田｢はっ、言われなくてもそうするつもりでィ。ちゃんと部屋に手錠で繋いで···｣

『そう意味の繋ぐじゃないと思う。』


神威｢クスクスーーじゃあねA。また、会いに来るよ。｣



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