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伊月side


あれから、監督が戻ってくることはなく、
俺らも練習に身が入らず下校時刻になると皆、足早に帰って行った。


まだ、白神と会って数日なのに、これだけの影響を俺らバスケ部にあたえたあいつ。

本当にすごいやつだ。


多分、いつだって冷静で弱さを見せない白神だけど少しでも触れたら壊れてしまいそうな…そんな、不思議なオーラを纏った白神に俺らは惹かれているのかもしれない。



今、体育館にいるのは俺一人。

本当は、下校時刻を過ぎたら帰らなければならないのだけど、監督がどうにか校長に頼み込んで、21時までバスケ部は体育館を使っていいことになっている。


ガンッ


「くそっ!」


今日は全くシュートが入らない。

それから10本程打ったけど入ったのは1本だけ。

フリーでこんなに入らないなんて、小学生以来だ。

あと3本打って全て入ったら帰ろうと思い、構えたその時、

ガラガラ

ドアが開く音がして振り向くと、そこには、


「伊月くん…まだ残ってたの?」

監督が立っていた。

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千椛(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみに待ってます♪ (2022年2月22日 22時) (レス) @page44 id: 5a2d0a48cd (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すっごい気になる終わり方デスネ、続き楽しみすぎてヤバいです。 (2020年8月3日 23時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
可也 - めちゃくちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!!! (2019年6月14日 16時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作成日時:2019年3月14日 9時

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