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第9話 ページ10
相澤目線
『先生。私、ちゃんとヒーローになりたいって思ってますよ。』
涙柄はそう言ってにこやかに笑った。
小さな違和感。
後ろを向いて歩いていく姿が、
まるで小さな子供のように見えて、
酷く心配になった。
その小さな背中に何を抱えて、
どうしてヒーロー科に来たのか。
「お前は、本当に分からないな。」
今思えば、最初からおかしな奴だった。
個性の使い方も優れていたが、
常に無表情で、
爆豪に絡まれても無反応だった。
そして、全力になることは決してなかった。
何かを考えているのは分かったが、
自分から話さないなら何も出来ない、
俺たちは所詮ただの教師だ。
職場体験最終日に起きる事件を、
俺たちはまだ誰も知らなかった。
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あまね(プロフ) - また別の作品も読ませて頂きます.*･ﾟ('▽'*).ﾟ･*.ｴﾍﾍ (2021年8月25日 19時) (
レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - とても面白いです！続き楽しみにしています。頑張ってください！ (2021年8月18日 18時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2021年8月17日 1時
