第11話 ページ12
相澤「自分が何をしたか分かってるのか。」
私は、相澤先生に呼び出された。
2日前の事件について、事情を聞くために。
幸い他のヒーローはいない。
『分かってますよ。』
相澤「1人は片腕を無くした。
1人は半身麻痺、そしてもう1人は片足を無くした。」
私がステインに協力を仰いだことは、緑谷くんと轟くんと飯田くんによって
バレていた。
相澤「なんであんな事をした。
お前はヴィランに手を貸したんだぞ！！！」
相澤先生の怒った顔は、初めて見た。
相澤「本来なら、ヴィランとして捕まっても可笑しくない行為だ。」
『わかってますって。』
わざと、目を合わせなかった。
自分がどんなことをしたのかを、理解するほど、
苦しかった。
相澤「お前は何も分かっていない。
お前がした事は飯田よりもタチが悪いぞ。」
『自分がどれだけの事をしたのかも、
私がやったことはヴィランと変わらないことも、
全部分かってます。
もしそれでヒーロー科を追い出されるのなら、受け入れるつもりでした。』
真っ直ぐ、相澤先生の瞳を見つめた。
本気で私を怒ってくれているのだと分かった。
相澤「…お前はヒーロー殺しを捕まえた。
何故今更ヒーロー殺しを捕まえようと思ったんだ？」
『…クラスメイトも、私にとっては守るべき人に入っていたから。』
別にヒーロー殺しを捕まえる必要はなかった。
ただ、仲間を助けるのためには気絶させるしか方法がなかったから。
せめてもの、罪滅ぼしでもしてみようと思った。
それだけ。
『…私は、ヒーロー科を辞めるんですか？』
相澤「誰も言ってない。そんなこと。」
でも、相澤先生の事だ。
除籍は免れない。
相澤「今回の事は俺の責任でもある。」
『は、？』
なんで、そうなるの？
なんで？
どうして？？
私が悪いのに、全部私の責任なのに。
先生の責任なんて何も無いのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 588人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - また別の作品も読ませて頂きます.*･ﾟ('▽'*).ﾟ･*.ｴﾍﾍ (2021年8月25日 19時) (
レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - とても面白いです！続き楽しみにしています。頑張ってください！ (2021年8月18日 18時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らーめん | 作成日時：2021年8月17日 1時
