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雄英高校の試験は簡単なもので
仮装ヴィランを倒すものだった。
『よし、切るか！』
会場に着いた私は持っていた指輪で手に傷をつけた。
「スタートー」
丁度よく始まり私は走った。
それにしてもそんなスタートって、
やっぱり雄英は特別だ。
「は、早い！？」
「うわぁぁ！！！」
後ろではなんだか騒いでいる。
『あ、いた！！！』
あの特徴はおそらく3ポイントヴィラン。
私はさっき切った傷から出た血を操って簡易的な銃を作った。
私の個性は血液を操ること。
武器を作ることも出来るし、
ただただ爆破させたり、毒化させたりと
色んなことが出来る。
体内の血液量を増やしてドーピングのように身体能力をあげることも出来る。
『お兄ちゃんとは似ても似つかないよなあ。』
作った銃で弱い所を撃ってどんどん倒していく。
他の人を見る限りだいぶ倒してるし
結構なポイントになってると思うんだよね。
ﾄﾞｯｶﾞｧｧｧﾝ！！！
『はっ、？？』
いやいやいや、あんなの、いくらなんでもデカすぎでしょ……
私は人の流れに沿って逃げようとした。
だってあれはゼロポイントでもう時期時間も終わる。
「た、たすけてぇっ、！
脚がおれて、うごけない！」
小さな声だった。
周りもワーワー騒いでいる中かすかに聞こえた声。
『あんなところに……!!!』
大型ロボの下の方に小柄な女の子が足を抑えて座っていた。
折れたのか、
『大丈夫。私が助けるからそこを動かないで。』
女の子を守るように前に立った。
ロボはもう目の前だ。
少量の血じゃアレは倒せない。
「逃げて！私はどうせ受からない点数だし…!!」
私は近くにあったガラスの破片で太ももを深く切った。
ダラダラと流れ出す血液。
個性上貧血にはならないから別にいいんだけど、
「ひっ、」
あの子にはトラウマになっちゃうかもなあ、。
『このくらいの量でいいか。』
私はすぐに止血して女の子の元へと走って
彼女を抱いてヴィランから逃げた。
「だ、ダメよ！私を置いていって！！！
追いつかれちゃう！あなたまで！！！！」
『大丈夫って言ったじゃん！』
振り返ると同時に私の血液は大きな爆発を起こし
大型ヴィランは跡形もなく壊れていった。
「終〜了〜！！！」
『ふう〜終わったあ〜』
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パイナップル(プロフ) - すごく好きです！これからも楽しみにしています！ (2022年10月2日 9時) (
レス) @page10 id: 16127b2cec (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 面白いです‼続き頑張ってください‼ (2022年8月31日 22時) (レス) id: 67434a2a7f (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - シスコンだぁ、分かりづらいタイプの。神作品ですね。 (2022年8月3日 18時) (レス) @page8 id: 625ec01e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナタデココ | 作成日時：2022年7月21日 19時
