呪われた少女は花に触れたい。【ヒロアカ】 (ページ3)

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個性ページ3

『失礼します。』

ドアを3回叩き、部屋の中へと入る。

ぺこりと礼をしてあたりをみれば、たくさんの見覚えのあるヒーローが沢山いた。

『氷叢Aです。』

相澤「じゃあ座ってくれ。
俺は今年お前のクラスを担任することになった相澤消太だ。よろしくね」

『…よろしくお願いします。』

校長「早速だけど、君の個性について詳しいことが知りたのサ!!」

『ｯ、……私の個性は、皆さんの知っている通り"呪い"です。』

彼女が特待生として特別処置を取らされたのはその個性故にだった。
彼女の両親が亡くなった個性事故は彼女の個性によるものだった。

人を殺めることも苦としないその個性を、
ヒーロー社会は放って置く訳にも行かず、

No.2であるエンデヴァーの元で経過観察を行っていたのだ。

『手に触れたものは現在では無条件で呪いに侵されます。
そして手に触れずとも、呪いを発動することが可能です。

視界の外にいても、私が想像出来れば全て可能です。』

校長「威力を収めるなどは出来るのかネ?」

『呪いの度合いなら変えることが可能です。
痛みを伴うもの、死をもたらすもの、腐敗させるもの、
あまり試したことが無いですが可能ですよ。』

相澤「じゃあ試しにあそこにある花瓶の中にある花に触れることは出来るか」

『…直接触れると、無条件で死ぬか腐敗します。』

相澤「直接触ることは不可能か。」

『…触るだけやって見ます。』

私は個性を抑えるためだけに作られたサポートアイテムを外した。

相澤「威圧感…」

周りの教師たちが冷や汗をかいていた。

『…ごめんね、』

私が花に触れると、その花は黒くなって崩れていってしまった。

『…こんなふうに、今現在では触れることすら出来ません。』

個性を抑えるサポートアイテムが無ければ私はなんにも触れることが出来ないのだ。

相澤「分かった。」

私が手袋をはめると先生達は安心したのか方の力を抜いた。

そんなに心配しなくても殺したりしないのに、。