東海のホワイトガール。2 (ページ20)

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柴田との出会い。2 ページ20

しばゆーside

A｢ん？柴田くん何しとるん｣

きょとんとした表情で俺を伺うAちゃん。

どうするこの場面。何をすれば可愛い可愛いAちゃんの気を引ける？絶好のチャンスかもしれないぞ柴田裕輔。

そして頭をフル回転させて出た言葉は

しばゆー｢…せ、瀬白さんとかくれんぼしてたのさ｣

……やっぱり俺はふざけ倒したことしか言えないのか。りょうくんなんか声を殺して笑ってやがる。

心の中で沈んでいる俺の耳に入ってきたのは、Aちゃんの可愛らしい笑い声だった。

A｢っあはは、柴田くん意味わからんわぁ｣

天使すぎる。何だこの女神は。

くひひっと歯を見せて笑うAちゃんは、天使そのものだった。可愛すぎる。

A｢はーっ笑った笑った、柴田くん面白いなぁ｣

目に溜まった涙を拭ったAちゃん。なんと俺が面白くて死ぬほど笑ってたらしい。

好き。何かもうよく分からんけど好きすぎる。

りょう｢…そうだ、Aとしばゆー、俺今から購買行くんだけど一緒に飯どう？｣

A｢え！行くに決まっとるが！柴田くんも行くっしょ？｣

しばゆー｢えっ？お、おうよ！行くわ！！｣

Aちゃんとご飯を一緒に食べれる日が来るなんて思わなかった。だって高嶺の花的存在だぞ？

｢お昼ご飯だ〜！｣と前でスキップするAちゃんはほんとに可愛い。癒しである。

しばゆー｢……まじりょうくん神｣

りょう｢ふふふ、今度何か奢ってね｣

しばゆー｢家買ってあげるよ｣

りょう｢いらないかな｣

りょうくんやAちゃんと話しながら廊下を歩く。食堂に着くまで一瞬すぎて、会話を内容を覚えていない。ほんとに早すぎた。

A｢うわぁ、うまそー｣

並べられたパンを見て目を輝かせるAちゃんの横にしれっと並ぶ俺。

Aちゃんは平均身長なんだろうけど、やっぱり男女の差ということもあり、俺よりも15cmほど低い。

可愛いしいい匂いするAちゃんは最強。

A｢柴田くんは何買うん？｣

しばゆー｢うーん、俺は焼きそばパンかな。瀬白さんは？｣

A｢悩んどるんよねぇ…｣

顎に手を当てて悩んでいるAちゃんをガン見する俺。何そのポーズ。可愛いかよ。

Aちゃんに見惚れている俺を見て笑うりょうくんはドSなのか優しいのか分からない。