としみつの過去のお話。4 ページ26
としみつside
りょう｢惚れてんねーw｣
としみつ｢うっせーな、しょうがねぇだろ｣
りょう｢まあでもAちゃんは、俺ら陸部がもらったけどね｣
としみつ｢一生恨むからな覚えとけ｣
くっそ、イケメンだから何言っても様になるのが腹立つ。
そんなとき、Aはなにか悩んでいる様子だった。
としみつ｢何悩んどるん？｣
A｢やっぱ、野球部の手伝いもしたいなぁって｣
いい子すぎる。何年経っても変わらない性格に俺は何回も惚れてる。
としみつ｢…陸部のマネージャーだけでも大変だろ、気にしないでいいよ｣
嘘。めちゃくちゃ嘘。なんなら今すぐ陸部のマネやめて野球部のマネやってほしいし、辞められないなら野球部の手伝いしてほしい。一分一秒でも一緒におりたい。
そんな俺の思いは押し殺して、少しばかりカッコイイことを言ってみた。
A｢………じゃあ、時間が空いてる時は野球部の手伝いするってのは？｣
笑顔でそう言うA。
何なんだコイツは。最高に好きだわ。
としみつ｢…まじ？｣
A｢まじ、陸部が休みのときはそっち手伝うよ｣
俺に親指を立ててみせるA。
めちゃくちゃに嬉しい。飛べそうなくらい嬉しい。
てつや｢あっ、Aちゃん！ここなんだけどさ｣
A｢ん？今行く！じゃあまた後でね、りょうくん、としみつ｣
手を振っててつやの元に向かったA。
嬉しい気持ちは消え失せて、また嫉妬の嵐が押し寄せてきた。
りょう｢俺、友達同士の争いは見たくないんだけどなー｣
としみつ｢A争奪戦なら、あいつに負ける気せんから｣
−−−−−
としみつさんの捏造の過去のお話は一時的に終了します！ネタに困った時、続きを書く予定です。
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作者名：えぬ。 | 作成日時：2021年6月20日 2時
