個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ9)

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「じゃあ【個性】を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、はよ」

急かすなや。急かしたら何も出来んよ私。
思いっ切りな。と後から言った先生。

とりあえず爆豪君めっちゃ悪い顔してる怖い。

「んじゃまあ……」

と、爆豪君が大きく振りかぶって……

「死ねえ！！！！」

ボールを勢いよく投げた。
……………死ね？この人いま死ねって言った？

「アイツ本当にヒーロー志望か………よっ！」

私も似たような動作をして思い切りボールを投げた。多分結構飛んだ。自信あるよ私。

「まず、自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

よく分かんないこと言ってる先生は計測機器みたいなのを二つ、私達に見せた。

爆豪君の記録は705メートル。
私の記録は702メートル。

……だから男女差ってもんがあるやん。男に負けてらんないとは言ったけど勝つとは一言も言ってないやん。

周りは面白そうとか記録にビビってたりとか色々言ってるけどとりあえず私は泣きたい。

「………面白そう……か」

お？先生覚醒なう？覚醒来ちゃう？

「ヒーローになる為の三年間。そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」

覚醒来たー！！めっちゃ雰囲気変わったよせんせええええ！！

「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、"除籍処分"としよう」

「はあああ！？」

除籍処分。その言葉に皆は声を荒らげる。
良いじゃん良いじゃん。そっちの方が緊張感あって良いじゃん。

「生徒の如何(いかん)は先生(おれたち)の"自由"。ようこそこれが、【雄英高校ヒーロー科】だ」

入学初日から課せられたのは大試練。
流石は雄英高校ヒーロー科。最高だわ。