個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ8)

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8P. ページ8

「個性把握……テストォ！？」

見事に皆ハモったね。すばらスィ。
雄英高校のグラウンドにていきなりテストさせられます意味分かんねえ。

「入学式は！？ガイダンスは！？」

「イケメンの先生は！？美女の先生は！？」

勿論イケメン少女の下の台詞は私である。うへぺろ。

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ない……ってお前舐めてんだろ」

と、相澤先生は私を睨んだ。ひょえっ怖い。

「雄英は"自由"な校風が売り文句。そしてそれは"先生側"もまた然り」

と、相澤先生は説明を始める。どういうことだってばよ。

「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50メートル走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈……。中学の頃からやってるだろ？【個性】禁止の体力テスト」

ああ、やってたやってた。成績は高いほうだったはず。

「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まあ、文部科学省の怠慢だよ」

もしかしなくてもこの先生、合理的とか合理性とかそういうのに拘ってるマン？マジで？

「爆豪、福沢。中学の時ソフトボール投げ何メートルだった」

と、相澤先生は聞いてきた。何で私まで。

「67メートル」

と、ツンツン頭は言う。あ、君爆豪って言うんだね。

「60メートル……ぐらいだったはず。覚えてない」

どうしても男女差は出るんだよね。個性無しだと。だからそんなギョッとした目で見ないで。

でもまあムッキムキマンだよ私。男になんか負けてらんないから。