個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ30)

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「こういうのってワクワクするよねー」

「悪ぃ俺にはお前が全てに絶望したようにしか見えねえ」

「あながち間違ってない」

バス内にて雑談。勿論コスチューム着てますAちゃんですどうも。

「いやでもまあ、こういう皆でバス乗ったりしたことあんまり無いから楽しいっちゃ楽しい｣

「そうか」

一々相槌してくれる轟君ほんと好き。

「増強型の個性と言えばAもだっけ？」

と、切島君が私にいきなり聞いてきた。
やっべえ話に参加してないから何もわかんねえけどとりあえず縦に首を振っておこう。

「そうだよー。まあどこぞの推薦紅白ボーイとどこぞの爆発ボーイみたいな派手さは無いけどねー」

紅白ボーイって俺のことか……？と自問自答している轟君。お前以外に誰がいるんだよ。

そして爆発ボーイでめっちゃキレだして私を睨んできた爆豪君。事実だろ何で怒ってるの理不尽。

「二人ともカッコイイし人気出るよね。でもまあ対応とか性格的に轟君の方が人気出る気がする」

「んだとコラ出すわ！！んな半分野郎より出すわ！！」

「落ち着け爆発ボーイ。バス内でいきなり立つのは良くないよ」

私の着物の襟元を掴む爆豪君。
おいこら待てそのままだと見える見える見える！！

私の貧相な胸が見える！！

「……っ！？」

あ、離された。大人しく座っちゃった。
あらやだ着物がはだけてるよかっちゃん。

見られたよかっちゃん。

「……轟君って意外とウブなのな」

「うるさい」

何で君まで赤くなる必要があるんですか(はだけているからです)。

いきなり轟君をからかうのは全力で照れ隠しです。もうやだお嫁さん行けなくなる。

その後も爆豪君いじりは止まらなかった。
勿論私も全力でいじりましたよええ。

「爆発ボーイは意外と女慣れしてない……っていうかそんな性格じゃ女の子も怖くて寄れんわな。ドンマイ」

「うっせえ死ね！！！」

「私自殺願望とか無いよ！！」

自殺で思い出したもうすぐ着くじゃんもうやだ。