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とある日の午後12時50分。ヒーロー基礎学のお時間です。
「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう二人の四人体制で見ることになった」
あっ、今日何か太宰さんがこっちに来るって言ってたのはこの事なのかな？アハハふざけんな包帯ぐるぐるのくせに。
「……まあ察してさっきからめっちゃ黒いオーラ出してる奴がいるが一人は武装探偵社から来てもらっている」
「だよね！！くそっ！ふざけんな！！」
「お前教師に対してタメ口使ったな除籍決定……っと」
「あっごめんなさい許して下さいほんと出来心です全然嬉しいですよほんとやったねアハハ嬉しいですよいえーい！！」
先生はおろか周りの皆からめっちゃ可哀想なものを見る目で見られてるよ。
あっ待って緑谷君めっちゃ可愛い。めっちゃ頭にはてな浮かべてる可愛い。
あっ爆豪君に睨まれたごめんなさい。お前ら絶対ほんとは仲良いだろ偶然にもほどがあるぞ。
とりあえず泣いていい？泣くわ。
「……一体あの包帯ぐるぐる野郎を呼ぶほどなにをするんですか」
「包帯……？……まあいい。災害水難なんでもござれ。
と先生は英語でレスキューのつづりが書かれているカードを突き出した。
何、こういう風に授業しろって言われてんの？
周りがザワザワしてる中私は一人絶望していた。
「……大丈夫か？」
「……大丈夫じゃないよ」
でも轟君優しいありがとう。
「おい、まだ途中」
と、先生がひと睨みで周りを静かにさせた。私は全然怖くない。
嘘ですめっちゃ怖いです。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな」
どうやら訓練場は少し離れているためバスに乗るらしい。雄英高校の敷地どうなってんの。
「あ、轟君。着替えたら一緒にバスまで行こうぜ」
「ああ」
ぼっち回避に必死のAさんですどうも。
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作者名：ペーパーホライズン | 作成日時：2017年5月4日 21時
