個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ28)

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28P. ページ28

「そういえば学級委員誰に投票したんだ？」

「轟君」

「あれお前だったのか」

よく分かんないからもう轟君で良いかなって。
結局緑谷君と推薦ガールこと八百万さんになったけどさ。

「自分に投票とかあんましたくない。つーかだるい。私は導く立場じゃなくて導かれる立場がいい」

「要は？」

「面倒臭いです」

私はあくまでも着いていく側だって思ってるマンです。

そんなのんびりしていた昼食は突如として終わった。

「うっわ警報。地震？」

警報のサイレンが学校中に響き渡る。
普通科やサポート科、ヒーロー科……とりあえず皆必死に外へ出ようと大混雑になっている。

私達？入口から大分離れてるから大丈夫。

「つーか何なの。……外見よ外」

外を見ると今朝居た報道陣の塊が見えた。

「……轟君、別に逃げなくていいっぽいね」

「……そうだな」

じーっと呑気に外を眺めていた。
その時、見覚えのある人物が私の視界に入ってきた。

「死柄木……に、芥川……？」

どうやら私の呟きは轟君の耳には入っていないようだ。

それより、やべえ。

めっちゃ芥川にガン見されてるなになになになに怖い怖いやだやだやだやだ怖い怖い怖い怖い。

「……飯田君何やってんだ」

「は？………ああ」

後ろを振り向いた時飯田君が非常口らしき所で何か面白いことしてたからそっちに気を取られた。

あの謎の行動によって委員長に相応しそうな飯田君が委員長になったのは言うまでもない。