個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ24)

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「ふべらっ！？！！？？」

なんちゅー可愛げのない声を出してるんだ私。
引きずられて勢いで思い切り顔をぶつける。

「悪いけど……ここで時間を稼いでそのまま終わらせる」

「あー……やだやだ。これだから……」

しゃーない。使うわ。

「異能力――【百鬼夜行】」

何色が出るか知らないけどお願い青色来い！！
そう願いつつ出たのは、

「赤かよ！！くっそ運悪い！！」

もう一度説明しておくと、私の異能は様々な効果の鬼火が出る。何が出るかは運次第。
それは効果は色によって変わっていく。

今出た赤色の鬼火は主に攻撃。
ぶつけた相手に爆発したりも出来るけどそんな器用なこと今は出来ないから……

「とりあえず妨害お願いしまーす！！」

敦の方に鬼火を向かわせて隙を作る。
よし、核探さなきゃ。

＊＊＊

「……っ……見つけた！けど……！」

核見つけた！でもやっぱり敦居るよねえ！！知ってる！それが1番最善策だもんねえ！！

探し回ってたから時間も無い。早くしないと。
よし、もっかい……！

「【百鬼夜行】！」

出てきた色は、

「……ぁ……！？」

黒、だ。
敦も目を見開いてる。私の異能の詳細を知っている者しかこの状況を理解できない。

「ままま、待って！鬼火！消す！」

黒の鬼火は死。文字通り、鬼火が身体に入り込んで魂だけを燃やし尽くす。

「あっぶな……」

何とか鬼火は消滅してくれた。けど、

「……タイムアップだ」

私は案の定、負けたようだ。