個性持ち、異能持ち【ヒロアカ×文スト】 (ページ12)

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「めっちゃ腫れてるな、緑谷君の指」

めっちゃ痛そう。紫色っつーか黒いっつーかとりあえず痛そう。

「やっとヒーローらしい記録出したよー」

「指が腫れ上がっているぞ。入試の件と言い……おかしな個性だ……」

「スマートじゃないよね」

おまいら呑気だなあ。
とりあえず隣の爆豪君がめっちゃすんげェ顔してるんだけどどうする？めっちゃ面白いよこの顔。

写メるか？いやスマホ持ってきてねえわ。

「どーいうことだこらワケを言えデクてめぇ！！」

「うわああ！！！」

めっちゃ片手爆発させながらすんごいボキャブラリーで緑谷君に攻め寄る爆豪君。

めっちゃ動画撮りたい(小並感)

「んぐえ！！」

と、爆豪君の身体は謎の布によって止まった。
てか顔めっちゃ面白いよ写メりたいめっちゃ面白い。

「ぶふっ……！！めっちゃ面白い……！ふおっ……！！」

「性格悪いな君も！！」

性格悪いの何処がいけないんでしょうか。

「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ「捕縛武器」だ。……ったく、何度も【個性】使わすなよ……」

爆豪君捕縛くっそ笑った。捕縛武器で爆豪君捕まるとかくっそ笑う。

そしてやれやれといったような様子の相澤先生。教師なら誠意を示せよ。

「俺はドライアイなんだ」

【個性】すごいのにもったいない！！！

……って絶対皆思ってるよね。そんな顔してるもん。

「時間がもったいない。次、準備しろ」

そう言って先生はまた測定に戻った。
私は緑谷君の元へ駆け寄る。

「指大丈夫？」

と、お茶子ちゃんが。

「めっちゃ腫れてる。すっげ」

一方でめっちゃ笑ってる私。我ながらヒデェ。

「あ……うん……」

何かごめん緑谷君。

「……治してあげれたらいいんだけどねえ」

「へ！？いやいや！とんでもない！大丈夫！です！！」

「あー、うん。……後で保健室着いてくよ」

へ！？と大慌てする緑谷君。めっちゃ面白いほんと。
リカバリーガールに聞きたいこともあるからな。丁度いい。