マフィアがヒーロー目指す物語【番外編】 (ページ1)

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1P.「星に願いを」ページ1

「……A、君は今何処で何をしているのだろうね」

彼女が居なくなってから数年が経つ。
それでも私は、いつか彼女がひょっこり戻ってくるのではないかと、馬鹿な期待をしてしまう。

「……死んだ人間は生き返らない。だから星に願ってまで逢いたい人間は居ない……筈なのだけれど」

毎年、君が星に願うように、

「……何時かまた逢えないかって、願っていいかい？」

私も星に願いを。

君が居ない日常は矢張りつまらないもので。
いつも後を追おうと、川に飛び込んで。

なのに私の中の君は、私を死なせようとしない。

「困った部下だよ。全く」

何年経っても、どれだけ数多くの女性に出会っても、君の存在はそれ以上に大きくて。

この想いをいつまで経っても忘れさせてはくれないのだから。

「……あゝ」

「今日の月は一段と綺麗だよ、A」

君ならこの意味を判ってくれるだろう？

＊

―――――――

いやだから本当にオチは未定なんですって何回言えばいいんで((

……まあ、恋する太宰さんっていいよねってことで。七夕ネタを披露しました。

早く逢わせたいですね。この二人。さっさとくっつけ(あくまでもオチは未定)

最後の言葉は夏目漱石のあいらぶゆーの奴を使いました(小並感)
少し改変して、一段とという言葉を使わせてみました。

私的には「今日は更に君への想いが強い」的な何かを込めたかったのですが……よく分かんなくなりました。皆様のご解釈にお任せします。