94P.「青年は」 ページ11
「ごめん、遅れた！」
肩で息をしながら、先程の青年はとある3人組に話し掛けた。
「全然大丈夫！ていうか俺らもさっき来たばっかだしね！」
真ん中の金髪で特徴的な顔をしている青年が言う。恐らく、白髪の青年と同年代だろう。
「ねえねえ、敦は何処へ出掛けたい？結局決まんなくて今考えてるの！」
と、少女は白髪の青年を敦と呼び、そう質問した。
うーん、と敦と呼ばれた青年は悩む素振りを見せる。
「……適当にショッピングモールでも行く？……人混みは嫌いだけど……多分今日は平日だし、そんなに人も居ないだろうから……」
今まで道路の壁と向き合っていた青年が静かに呟いた。あの時Aとぶつかった上級生である。
ということは、この四人組は雄英生ということになる。
「そうだね、そうしようか。……まさか敵の襲撃が来て今日休校になるなんてね」
金髪の青年は答える。
その言葉に他の3人もうんうんと頷く。
「そっか、じゃあさっきぶつかった子も……雄英生かな。小さかったけど」
敦はさっきぶつかった少女……Aのことを思い出す。
それに3人ははてなを浮かべた。
「あ、さっき急いでた時にちょっと女の子とぶつかってさ。……不思議な髪の色してたなあ。オレンジで先が緑色になってて」
多分お前には言われたくないだろ。と、3人は心の中で呟く。
「……なんかその子とぶつかった覚えがある気がする……」
「天喰も？」
……え、天喰も？ともう一度敦は聞いた。
まさかこんな偶然があるわけないだろうし、別人だろうとも思った。が、
「……逆にあんな特殊な髪色をしている子が他にいると思う？」
天喰、と呼ばれた青年に見事論破される。
不思議な偶然もあるものだなあ、と敦は心の中で思った。
この出会いは、必然か否か。
お互いが前世の世界が一緒だということを未だに知らない。そんな日の出来事。
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柊 琥珀(プロフ) - 刀剣乱舞知っているのか……！！！！！！！推しは山姥切国広君っす！！！ (2021年1月24日 20時) (
レス) id: 420daa7b8e (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - もうこれオチ太宰さんでよくね？ってなってきたのだが…僕だけだろうか… (2017年12月5日 1時) (レス) id: 5ebcc66f94 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹 - 鏡花ちゃんが可愛いのは、当たり前！作者さんも、とうらぶ知っているなんて・・・・ 新双黒好きな人には悪いけど、旧双黒の方が強いと思うんだけど・・・(旧双黒が好きなだけです！！)物吉君見に行きたかったな・・・・ これからもがんばってください！ (2017年10月27日 23時) (レス) id: 740276b151 (このIDを非表示/違反報告)
ぱずー@粟田口のしょこんた - 鏡花ちゃんが可愛いのは当たり前でしょう((ドストさんがヤバいのは分かります(遺言)毛利くん？新実装刀剣男士？ﾅﾆｿﾚｵｲｼｲﾝﾃﾞｽｶ?これからも頑張ってください！ (2017年8月14日 21時) (レス) id: 4a6f3ef255 (このIDを非表示/違反報告)
N - ペーパーホライズンさんおかえりなさい！旅行どうでしたか？更新もありがとうございます！これからも頑張ってください (2017年8月9日 19時) (レス) id: c7e8202acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペーパーホライズン | 作成日時：2017年7月17日 12時
