60P.「昼食」 ページ22
「人すごいなあ……」
「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」
「お米が、うまい！」
「ラーメンうまぁ……」
上から出久、飯田、麗日さん、私である。
今はお昼。麗日さんに誘われてお昼ご飯を四人で食べることになった。
「いざ委員長やるとなると務まるか不安だよ……」
と、出久が不安そうに言った。
「ツトマル」
「右に同じ」
「大丈夫さ」
そしてそれを私達で背中を押す。
「緑谷君のここぞという時の胆力や判断力は、"多"をけん引するに値する。だから君に投票したのだ」
と、カレーライスを頬張りながら飯田は言った。お前は律儀に出久に投票したんだな。
「でも飯田君も委員長やりたかったんじゃないの？メガネだし！」
メガネ＝委員長という偏見が凄いな麗日さん。
というかめっちゃハッキリ言うよな。
「"やりたい"と相応しいか否かは別の話……僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
なるほど。お前にはお前なりの信念があるんだね。律儀だね。
「「僕……！！」」
「飯田って坊ちゃんか何かか？育ち良いし」
僕という一人称で確信したので聞いてみた。
「坊っ……！！！……そう言われるのが嫌で一人称を変えてたんだが……」
何か悪ぃな飯田。
「ああ。俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だよ」
へえ、すげえな。
めっちゃ反応してる二人は置いとこう。
「ターボヒーローインゲニウムは知ってるかい？」
飯田の言葉にあからさまに反応した出久。
始まるぞ、ヒーローオタクの解説。
「もちろんだよ！！東京の事務所に65人もの
喋り出すと止まらない。それがヒーローオタク、緑谷出久である。
「詳しい……」
「出久はこういう奴だよ」
名前だけなら知ってるぞ。出久が話してたりもあるが、たまたまこの前テレビで見たからな。
「それが俺の兄さ」
メガネをクイッとあげて顎も上にあげる、いわゆるメガネクイッをした飯田。
「あからさま！！！すごいや！！！」
余程自慢になる兄なんだろうな。と、私はラーメンをすすりながら思った。
……兄、ねえ。
隣ではしゃぐ出久を横目で見ながら、同時に脳裏には
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みぃみゅ(プロフ) - アンチじゃないんですが…中原中也サマが幹部になったのって太宰治サマが抜けたからでは無かったでしょうか…？ (2022年8月21日 22時) (
レス) @page18 id: 1302e0d1a8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - この作品面白いですね！ (2017年7月12日 17時) (レス) id: 80f68789fe (このIDを非表示/違反報告)
狂香(プロフ) - すごくすごく面白いです！！最新話読んで思わず電車で泣きそうになってしまいました！笑 応援してます！これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます！ (2017年7月11日 20時) (レス) id: dc1e29ffda (このIDを非表示/違反報告)
月輝(プロフ) - 意外と中原兄妹仲いいんですね！私の中では、結構悪口言い合い中か、中也が夢主にベッタリだと思ってましたw (2017年7月11日 19時) (レス) id: d9acc59419 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - とても面白い…！！！！！！更新楽しみにしてます！応援してます！！！ (2017年7月11日 14時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペーパーホライズン | 作成日時：2017年7月3日 16時
