個性持ち、異能持ち。肆【ヒロアカ×文スト】 (ページ8)

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着替えも終わり、教室へ戻ろうとした時、たまたま男子の更衣室から出てきた轟君と出会う。

私の顔を見るなりムスッとした表情を見せた。
何なんだこの子。可愛いかよ。

「とーどろーきーくん。どうしたの？不機嫌モード？」

私が能天気に彼の肩に腕を回しながらそういった。身長差のせいで思っくそ背伸びしてる。
つま先痛い身長縮め。

「……隠れ巨乳……」

おっと、轟君の口からあらぬ言葉が聞こえてしまった。聞き間違いだろうな、色々最近あったから疲れてるんだ。

ん？と、笑顔を作りながら轟君にもう一度聞き直した。

「……俺でも直で見たことないのに……峰田の野郎……」

そこには嫉妬と欲でうずまいた普段とは全く違う轟君がいた。

いやまて、おいコラエリート。それはおかしい。

そもそも君のようなキャラは天然と不思議で作られているようなものであって決してそんなに男子高校生っぽい思考は持ってないのが一般常識なんだよ。な？だからその氷を収めろ。

「ぜってえアイツ締める……」

「やばい峰田逃げて超逃げて」

いや、こういうキャラにそんな欲望とかそういう考えはいらないとは思うんだけど。

少し男子高校生っぽい所があって安心したのは私だけじゃないはず。良かった。いや良くねえ。峰田君の命がやばい。