個性持ち、異能持ち。肆【ヒロアカ×文スト】 (ページ4)

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じゃあ初めの組は位置について！

と、オールマイトの指示が聞こえる。
一人余るので最初の組は私と緑谷君、尾白君、飯田君、芦戸ちゃん、瀬呂君の6人組となった。

クラスでも機動力良い人達だね。
強いて言うなら自滅ボーイの個性見せびらかさない系男子緑谷君が不利なのかな。

「ぜってえあいつら賭けとかしてそー」

「それわかる」

尾白君とあまり話したことないけどイイヤツだな。単純言った奴出て来い。

＊＊＊＊

一方その頃。

「飯田とAまだ完治してないんだろ、見学すりゃ良いのに……」

「クラスでも機動力良い奴が固まったな」

「うーん、強いて言うなら緑谷さんが若干不利かしら……」

とまあ、こんな様子である。

「確かにぶっちゃけあいつの評価ってまだ定まんないんだよね」

「何かを成す度大怪我してますからね……」

「俺瀬呂が一番」

「あー……うーん、でも尾白もあるぜ」

「オイラはA！あいつすんげェ運動神経あるし！」

「デクが最下位」

「怪我のハンデはあっても飯田君な気がするなあ」

Aの予想通り、一位予想がされていた。

＊＊＊＊

「START！！」

その合図と共に私は飛んだ。
ヒーロー殺しの件以来、あまり個性を使うなとは言われておりますがどうしても使いたくなってしまうお年頃なんですのおほほほほ。

「ちょーーっと今回俺にうってつけ過ぎ……」

と、自身のテープを伸ばしながら巧みに移動する瀬呂君。確かに君有利だよね。

「る……？」

そんな瀬呂君の隣を横切ったのは、

「うってつけ過ぎる！修行に！」

緑谷君だ。

「緑谷君……！！燃えてきたぁぁぁ……！！」

個性使うの遠慮するとか、無理ですね。
最大限の跳躍で緑谷君の後を追いかけた。