個性持ち、異能持ち。肆【ヒロアカ×文スト】 (ページ1)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:172,086 hit

128P. ページ1

「いやー、無事に退院出来たねえ」

職場体験も終わり、今日から普通に学校生活がまた始まる。

登校してから私は轟君の机の周りに集まっていた緑谷君や飯田君の元に向かった。

「おはようAさん」

「おっはー」

気の所為だと思うけど皆私に視線を合わせてくれない。何でや。

「……その、大丈夫だったのか？色々と」

気まずそうに飯田君が聞いてきた。
多分、探偵社のことだろう。

「無理矢理来た。天才だから」

「そ、そうか……」

ごめん何か滑った。

「ま、1番変化というか大変だったのは……お前ら四人だな！」

と、上鳴君が私達の方を見ながら言ってきた。
え、何の話？

「そうそうヒーロー殺し！」

「……心配しましたわ」

「命あって何よりだぜマジでさ」

上鳴君のその一言で周りの皆も私達に何かと行ってくる。

命あって何よりだよほんと。

「エンデヴァーが救けてくれたんだってな！流石No.2だぜ！」

ああそうか。私達のことは世間に公表されてなくて、エンデヴァーさんの手柄になってるんだっけ。汚い世の中だ。

「……そうだな、"救けられた"」

「うん」

轟君の言葉に緑谷君が応える。
まあ、そう合わせないといけないんだもんね。

「私も退院出来たけど右手まだ治ってないし。私の個性のタフネスどこ行ったし」

「……さあ？」

「このタフネスのこと忘れられてる気がするんだ」

忘れられてる気がするんだ！！(二回目)