宮、宮、宮

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ナニコレ珍人間ページ1

「ちょいと集合出来るか？」

「あ、はい。」

まだインターハイが終わったばかりの高校。

準優勝というどこか中途半端な成績で

この高校、稲荷崎高校は終わった。

この高校には、

3つ子がいる。

1人目が、宮侑。

高校生No.1セッターとの呼び声が高い。

2人目が、宮治。

侑とのコンビプレーが美しいと評判、

そして3人目が、宮努。

高校生No.1ミドルブロッカーと言われている。

瓜二つ、いや瓜三つの3人の違いは髪色のみ。

金色、銀色、そして淡い青色だ。

「北さんが呼んどる、治、侑、行くで。」

「お、ホンマやん。」

「また何かな。」

「角名、銀、行こ～」

「おん。」

ギャアギャアとうるさい2人とは違い、

3人目の努はあまり怒らない性格だった。

内気、というわけではない。

「治！！待てやァ！！」

「何言うてんねん、競走してへんやろ。」

「阿呆か、怪我したらどうすんねん。」

やはり3つ子は3つ子、

性格もどこか似ていた。

「ほな、行こか。」

同学年の角名や銀島と話しながら、

3年生主将、北信介の元へと行く。