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朝目覚めると蓮くんの腕の中にいたままの体制だった



腕が痛くなってしまうからゆっくりと蓮くんから離れて起き上がると



目「…Aさん?」



蓮くんも目を覚ました





「腕、ごめん痛くない?」


目「全然大丈夫です」






そう言うと蓮くんも起き上がって大きくあくびをした





「あのまま寝ちゃってたんだねごめんね、迷惑かけちゃった」


目「…少し落ち着きましたか?」


「うん、蓮くんに酷いことしたよね」


目「それは気にしなくていいから、何があったのか教えてくれませんか?」






蓮くんの手がわたしの手をキュッと包んで目を合わせてそう聞いてくれる



昨日あったことを蓮くんに全て話した







目「…いいんですか?」


「もういいの、もう全部遅いから、終わったことだから」


目「……まだ、好き?」






下の方に向けた顔を覗き込むように蓮くんが聞いてくる





「好きじゃ……」






目「誤解があったならちゃんと解かないと、それにAさんの気持ちもちゃんと伝えてきて?ずっと好きだったんでしょ?」





「でも、蓮くんが」



目「俺のことはいいです」








優しく微笑んでくれる蓮くんに申し訳ない気持ちでいっぱいになる


こんな私のことを好きだと真っ直ぐに言ってくれるのに







目「…好きな人には本当に好きな人と幸せでいてほしいから」


「蓮くん、ごめんなさいっ、」


目「泣かないでください、俺はちゃんと幸せでした」








私はやっぱりどうしようもなくふっかのことが大好きなんだと自覚して涙が止まらなくなった



蓮くんの手が優しく頭を撫でてくれる








目「もし、幼馴染とうまくいかなかったら俺のところいつでもきていいですから」


「ありがとう、蓮くん、ごめんねっ…」







蓮くん、本当にごめんね




こんなにも私のことを思ってくれる蓮くんのこと好きになれなくてごめんね









そして私のこと




好きになってくれてありがとう

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真莉(プロフ) - めっちゃ素敵なお話でした!ぜひ佐久間くんサイドのお話も見てみたいです! (2022年7月28日 7時) (レス) id: 47efd0c608 (このIDを非表示/違反報告)
お芋(プロフ) - hananoguchi0425さん» コメントありがとうございます!何度もリピートしていただけてるの嬉しすぎます(;_;)ありがとうございます! (2021年11月1日 10時) (レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
hananoguchi0425(プロフ) - このお話のストーリーがすごく大好きでもう4,5回は読みました(; ;) この本が出たら絶対買う!ってぐらい大好きなお話です( ; ; )♡ (2021年10月31日 23時) (レス) @page28 id: 92dd63a94c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お芋 | 作成日時:2021年10月25日 12時

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