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「……うち来る？」
目「え、いいんですか？」
「…うんっ…」
気づいたらうちに来ないかと誘っていた
わからないけど、多分
俺しか呼ばなきゃ問題ないでしょ？といっていたふっかへの少しの対抗心もあるかもしれない
コンビニに寄って食後のデザートをお互いに買って若干の緊張からなのか無言のまま家に着いた
目「…お邪魔します」
「狭いし、あんま綺麗じゃないけどごめんね」
目「いや全然いいっす」
目黒くんはいつもふっかが座っていたところに腰掛けようとしたので何故か慌ててそこじゃなくてこっちに座ってと移動させてしまった
目「あれ、好きなんですか？」
目黒くんが指さすのはベットにたくさん置かれたぬいぐるみ
「あ、いやあれは…」
なんと答えようか困ってしまって下を向いた
目「幼馴染の？」
「…くれた物だから」
目「そうっすか……ねぇこっち向いて」
「え？」
反射的に目黒くんの方を見ると私の頬をぎゅっと掴まれた
「いひゃい」
目「俺に遠慮しないでいいですから」
そういうと私の頬を離して手の甲ですりっと撫でられた
「でも…」
目「まだ浅倉さんの中に幼馴染がいていいんですよ」
「好きになりたいって、一緒の気持ちになりたいってちゃんと思ってるから、目黒くんのこと」
目「ん、それだけでめちゃくちゃ嬉しいです」
頭をふわっと撫でられてそれすらもまだふっかを思い出してしまう私だけど
優しい言葉をかけてくれる目黒くんの愛情に甘えてしまっていいのかな
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作者名：お芋
| 作成日時：2021年10月22日 0時
