ダンスシューズ ページ5
岩本サイド
雪斗が初めて俺らに喋ってくれた
「ありがとう」と言うその言葉を発するのにどれだけ勇気が必要だったか
ぎゅっと握りしめていた手から伝わってきた
渡「はい、これ俺らからプレゼント」
一通りの喜びを噛み締めた後、みんなで選んだ雪斗へのプレゼントを渡した
佐「何がほしいかわかんなかったから、俺らと一緒に使えるものにしてみたんだけど、、」
雪斗が丁寧に包装紙を開いていく
松「、、、、靴？」
雪斗が喋るたびに誰かしら目頭を抑えているのがなんとも面白い光景だけど
そういう俺も気を抜くとすぐに涙が出そうだった
深「そう、ダンスシューズ」
阿「雪斗があの日踊ってくれた事が本当に嬉しかったから、これからもよければ一緒に踊りたいなって」
キラキラと頬を赤らめながら取り出したダンスシューズを見つめる雪斗はあまりに可愛くて
深「ゆきほんとかわいいなぁ」
とふっかが口に出したのは佐久間が突っ込んでいたけど、俺の口から出た言葉だと思い一瞬ドキリとした
松「、、、履いてみても、、いい？」
佐「うん！サイズあってっかわかんねーけど、、、」
雪斗がシューズに足を入れると
阿「あ、やっぱちょっとだけ大きかった？」
見た感じ指先に少し余裕を感じたけど雪斗は靴紐をキュッと縛ると
松「、、大丈夫、、、大きくても、これがいい、、」
俺らがあげたシューズを愛おしそうに撫でる雪斗を見て思わず抱きしめたい衝動に駆られたけどそれを行動にしたのは
渡「お前ほんといい子だな」
と鼻水を啜った翔太だった
宮「雪斗に鼻水つけんなよ」
その後、滝沢くんがケーキを持ってきてくれて
俺らと会話をしている雪斗のことを見てウルっときていたのをみんな見逃さなかった
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お芋(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2021年9月3日 0時) (
レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年9月2日 20時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お芋
| 作成日時：2021年8月27日 15時
