目黒くん ページ18
雪斗サイド
みんなと肩を並べられるようになりたいと決意した日
その日は同時に場面緘黙症を克服すると決意した日でもあった
今まで幾度となくどうにかしようと思いながらも
やっぱり怖くて、僕が話すことをどう見られるのかどうしても怖くてできなかった
でもみんなと出会って、絶対に変わってやると決めた
だからその日
いつものようにミルクティーを買いに来た自販機で
僕に間違えて買ったミルクティーをくれた彼がいた
彼を見て僕から話しかけようと決めた
まずは第一歩だ
松「、、あ、、あ、あの！！！」
彼はゆっくり振り向くと僕を認識して
「あ、ミルクティー君」
と僕を指差しながら言った
松「え、、？」
「あーなんでもない気にしないで、今日も買いに来たの？」
松(コクっ)
この前のお礼を改めて言う、それが今の小さな目標
「ねぇ、今もう帰るとこ？」
松(コクっ)
「俺、今休憩中なんだけど、よかったらちょっと付き合ってよ」
彼が自販機でミルクティーを買い、それを僕に渡して隣のベンチを指さすとゆっくり腰掛けた
僕も固まりそうになる手足をゆっくり動かしながら隣に腰掛けた
最初に会った時から感じてたこと
『この人は大丈夫』
ジャニーさんに初めて会った時と同じ感覚だった
「名前何？」
松「あ、、、松永、、雪斗、、です」
目「雪斗か、俺は目黒蓮」
松「あ、目黒くん、、！」
目「なに？」
松「、、このまえ、、も、今も、ミルクティーあり、、がとう、、ございます、、」
目「全然いいよ、付き合ってもらうお礼」
僕の方を見てクシャッと目尻を下げながら笑う目黒くんは誰が見てもかっこよかった
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お芋(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2021年9月3日 0時) (
レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年9月2日 20時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お芋
| 作成日時：2021年8月27日 15時
