エゴ ページ15
宮舘サイド
深「なぁ、みんなはさ、ゆきがメンバー入りする話、、、どう思ってる？」
その話題はみんな心のどこかで考えていたことだった
最初にメンバー入りについて言及されてから改めて話すのは初めてだった
佐「俺は、いいんじゃないかと思ってる」
渡「俺も、雪斗のあの歌声とダンス見て、一緒にパフォーマンスしたいってすげぇ思った」
阿「でもさ、、、雪斗はアイドルになりたいのかな」
思い返せば、雪斗の口から「アイドルになりたい」という言葉は聞いたことがなかった
岩「俺は、、正直に話すと、、今の気持ちは反対」
宮「、、、俺もだな」
雪斗には、、客観的に見て難しい世界だと思った
もちろん、あの歌声にダンススキル
備わっているものは天才そのもので
俺自身、純粋に雪斗のパフォーマンスを活躍している姿を見たいとも思う
でも、、、
岩「雪斗に、、傷ついてほしくないから、、」
阿「いくら俺らが側にいたって、居場所になれたって、、全部から守ることはできないと思うんだ」
阿部と照の言葉にはみんなが口をつくんだ
きっと、阿部と照も、佐久間も翔太も、、、
根本に持っているものは同じで
深「俺ら、ゆきのこと好きすぎじゃね？」
それを口に出したのはふっかだった
少し笑みを含みながらその言葉に
「ほんとそうだな」と笑い合った
そうだ、みんな根本は
雪斗のことがただ大好きで
傷ついてほしくないだけ
深「でも、俺思うんだけどさ、、あのゆきが中途半端な気持ちでアイドルをやりたいなんて言わないと思うんだよね、」
深「ゆきが傷ついてる姿見たくないって俺も思ってたけど、、でもその気持ちは俺らのエゴで、、、本気で覚悟決めてきたゆきがいたとしたらそんな心配、余計なお世話じゃねぇかな、、」
その通りだった
雪斗が傷つくと決めつけるのはどう考えたって俺らのエゴだ
佐「たった数ヶ月で、俺らのこと虜にしてるゆきがさ、ファンの人たちから受け入れられないはずがないって俺は思う」
雪斗がアイドルに対してどんな気持ちでいるのか、
それを俺らが考えるには、雪斗のことをあまりにも知らなすぎた
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お芋(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2021年9月3日 0時) (
レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年9月2日 20時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お芋
| 作成日時：2021年8月27日 15時
