君の声が聞きたい

同じ気持ち ページ10

佐「なんかさ、俺甘く見てたかもしれない」



岩「どうして？」





佐「俺らが思ってる以上に、ゆきは色んなところで色んなことを言われて辛いもんいっぱい抱えてんのかな」





佐久間の意見には同意だった


最初から雪斗の症状を知ってる俺らなら、傷をつけないように上手く心を引き出せるとどこかで思っていた





深「まぁ長い目で見た方がいいね」


渡「次さ、雪斗が来た時俺が喋ってもいいかな」



翔太はあの日からずっと引け目を感じているようで、暇さえ有れば場面緘黙症について調べている姿をよく見た



渡「調べれば調べるほど、雪斗がどんだけ、、辛かったかとか色々考えて、、とにかく救えるなら救ってやりたい」








俺らも同じ気持ちだよ




雪斗の声で雪斗が今まで何を感じてきたのか知りたいんだ

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