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いつもポジティブだなんだと言って明るく振る舞っているのは
気を抜いたらこんなネガティブで大嫌いな自分がひょっこり顔を出してしまいそうだから
「よし、この話は終わりです！みんなのところ戻りましょっ」
渡「ダメなんかじゃねえだろ」
「翔太先輩…？」
立ちあがろうとした腕を引き止められてそのままもう一度ベットに腰が落ちた
渡「乙葉の友達も、俺も、迷惑だなんて思ったことねーよ
走ること以外にも乙葉にはたくさん魅力があるからその友達は乙葉から離れなかったんだろ」
目線をしっかり合わせられて告げられる翔太先輩の言葉は胸にじんわりと広がった
傷がついた心を優しく修復してくれるみたいに
渡「俺は、乙葉の良い部分、すげえ知ってる
今日、初めてちゃんと乙葉の走ってる姿を見た俺が言ってんだから間違いねぇだろ…自信持てよ」
あの日からもう絶対泣かないって決めてたのに
泣いてる姿なんて誰にも見せたくないのに
目頭が熱くなって視界が滲んだ
『ねー先生どこー？』
『保健室いないのー？』
外から生徒の声が聞こえた
私の肩がすくむのと同時にシャッとベットにつけられたカーテンが閉まる音が聞こえて
視界が塞がれた
『あれ？誰もいないね』
『あ、てかもう少しでリレーじゃん！外行こ！！』
ガラガラと勢いよく扉が閉まる
外からはエキシビジョンで行われる生徒たちも楽しみにしていた先生たちのリレー開催のアナウンスが流れ始めた
「しょ、翔太先輩」
今、翔太先輩に抱きしめられてる
顔は見えない中で呼びかけると肩に回っていた腕にぎゅっと力がこもった
渡「こうしたら俺も見えねぇだろ、泣きそうなら我慢すんな」
鼻をかすめる翔太先輩の匂いと温もりと優しさがゼロ距離で伝わってきて
ポロッと一粒涙が流れると
次々に涙が溢れた
渡「あ、鼻水はつけんなよ」
「…もう遅いです」
渡「…はあ？あぁもういいや、泣け泣け」
肩に回っていた手がゆっくり私の頭を撫でてくれる
心臓がドキドキと早く動くけど
それ以上に翔太先輩の腕の中は安心感で溢れていた
ねぇ、翔太先輩
私はやっぱり翔太先輩が世界で1番好きだよ
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お芋(プロフ) - sakuさん» コメントありがとうございます！更新遅くなってしまって申し訳ありません！ラストまで頑張りますので応援してくださると嬉しいです（ ; ; ） (2022年4月15日 9時) (
レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
お芋(プロフ) - 太郎丸さん» コメントありがとうございます！青春詰め込むつもりなので楽しみにしていてください！ありがとうございます♡ (2022年4月15日 9時) (レス) id: e45b924304 (このIDを非表示/違反報告)
saku - ほんっとに大好きです！翔太先輩とこれからが楽しみですね！更新をまだかな？と待っていたのでたくさん更新してくださったことが嬉しいです！応援してます！ (2022年4月14日 22時) (レス) @page10 id: e57b15e16c (このIDを非表示/違反報告)
太郎丸(プロフ) - 垢移行おめでとうございます♡ いやああもう楽しみです！体育祭なんて青春MAXですもんね！これからも無理せず更新楽しみに待ってます(´ω`) (2022年4月14日 2時) (レス) id: 25e6bdd61e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お芋
| 作成日時：2022年4月13日 21時
