深澤じゃなくて…渡辺！

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「ただいまぁーー買ってきたよ〜」





そんな話を阿部としていると下から大きな声が聞こえた




阿「帰ってきた」

夏「やばっくつろぎすぎた！」









阿部と話をしていたのはAの部屋


今日はAの16歳の誕生日だった






サプライズをしようとAのお母さんに相談し、Aにおつかいという名目で家を離れてもらった後、部屋に入った







「何をそんな慌てて、行くよ、今2階行ってるじゃん、なんだよ〜」





お母さんにうまくAを部屋に誘導してと言ったけど



やっぱり親子



全然うまく誘導できていなそうな会話が聞こえて笑ってしまう








ガチャッと扉が開いた




それと同時に勢いよくクラッカーを鳴らした








Aお誕生日おめでとう！と阿部と声を揃えていえば




いろんな困惑が混ざり合った顔をしたAが心臓のあたりを抑えながら





「びっくりした〜死んだかと思った〜！生きてるー！！ありがとおおおおお」





阿「うおっ」






と半分泣いて叫びながら私たちに抱きついてきた






下からも「成功したー！？」というAのお母さんの声が聞こえてくる








夏「したよーー！！！ありがとう〜！！」





Aを抱えながら叫ぶとよかったああと返事が返ってきた





「大好きいいい一生離さない〜〜」







阿部と顔を見合わせて笑い合う



予想以上の反応をくれて







本当に、Aのこうゆうとこが可愛くて





Aの親友でいれて良かったなと





お祝いした側なのにこっちの方が感謝したくなってしまう

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