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「まず、鈴花先輩が卒業しちゃったんだよね」
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「嫌だよぉ……鈴花先輩ー！！！」
「先輩ぃ……高校行かないでぇええ！！」
「ちょっ……２人とも、鼻水つくってばぁ！！」
とか叫びながら、２人が泣いた。
この１年間ずっと一緒にいた、はるちゃんにA。
とくにAとは、薫関係の呼び出しで仲良くなったんだよね。
「先輩……い゛がないでぇ……」
「ほら、泣き止んで。よし！じゃあ写真を撮ろ？記念に！」
――パシャ
私は笑顔でピース。
はるちゃんは涙をこらえて笑い、
Aは涙を流しつつ笑う。
お別れか……。
「じゃ、私達からも。ほら、A」
「ぜ……ぜんばい゛……あ゛…」
「泣きすぎだってば！」
A、そろそろ泣き止んでよ。
私も泣きそうになるじゃん。
「あ゛りがどう……っございまじだっ！！」
涙声で何言ってるのか分かんないのに……
「っ……大好きだよ。A。はるちゃん」
後輩の前では涙なんか流したくない。
最後は笑って、終わりたい。
だから……泣かない。
Aから貰った花束を精一杯抱きしめて、涙をこらえる。
辛……ほんとにっ、辛い！
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私の姿が見えなくなるまでお見送りをするはるちゃんとAの姿。
ふと、花束の奥に封筒を一枚見つける。
白い封筒に、
鈴花先輩へ。
と丁寧に書かれた文字。
・
【先輩へ。
最初は怖いとかケバイとか思ってごめんなさい。でも、実際は優しいって知ってるよ！
エビ味アイスの事件、覚えてますか？
皆でトイレ行ったくせに、Aだけガツガツ食べて……ビックリしたよね？
最後まで私達と一緒にいてくれてありがと
先輩は努力家で、優しくて、思いやりのある私達の最高な友達だよ！！
大好きだよ
いつまでも頑張ってね
ありがとうございました】
〇A・はるかより〇
「何これ……」
何度も何度も字を書き直した跡があって
所々に絵が入れてあって
私の似顔絵まで丁寧に書いてある。
「後輩の……くせにっ……」
真っ赤な花束をギュッと抱きしめる。
「私も……だいずきっ……あ゛りがど……」
もう伝えられない思いをソッと呟いた。
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なるかみゅ(プロフ) - スイさん» 最後まで観覧ありがとうございます(T^T)そうですねぇ〜ヤンデレ旦那さんも悪くない……なんて(ｹﾞﾍﾍ そう言ってもらえ、嬉しい限りです！ありがとうございます(*´∀｀) (2017年10月21日 19時) (
レス) id: b246c629d3 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 最初から最後までめっちゃきゅんきゅんでした！ヤンデレ彼氏からヤンデレ旦那さんになるのかな…(( すごく素敵な作品でした！面白かったです！！ (2017年10月21日 18時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
なるかみゅ(プロフ) - キャットさん» 最後まで観覧ありがとうございました( ; _ ; )面白いなんて……嬉しい限りです！頑張りますねd('∀'*) (2017年8月12日 21時) (レス) id: b246c629d3 (このIDを非表示/違反報告)
キャット - すごく面白くてずっと見ていましたwwこれからも頑張ってください！！ (2017年8月12日 19時) (レス) id: 7871047e7e (このIDを非表示/違反報告)
なるかみゅ(プロフ) - ラウルさん» 本当ですか！？ありがとうございます( ; _ ; ) 2章では、ほとんどヤンデレシーンないんですよねwすみません。これからも頑張ります(*^^*) (2017年7月30日 12時) (レス) id: b246c629d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なるかみゅ | 作成日時：2017年7月24日 19時
