ヤンデレ彼氏＊卒業します。

＊ヤンデレ彼氏＊ ページ1

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「という訳で、これからの君の行動にペナルティをつけていく！」

「何？僕のために……。そんな事よりもさぁ、僕の部屋にいるんだから……襲っていい？」







彼ピッピの言葉は無視して、私は彼氏の前に1枚の紙を差し出す。








――――



ペナルティ


・写真無断で一回撮る→デート３日間禁止

・ストーカー行為→デート１週間禁止

・極度な嫉妬→手つなぎ１週間禁止

・セクハラ→罰金５万

・私の舐めた飴玉保管→１年間デート禁止

・その他→場合に応じて罰金







―――――






「OK？」

「え……えぇ！？嫌だぁ！」





駄々こねる彼をガン無視して、ベットの下の箱を引き出す。

そこには、私が写った写真ばかり。しかも、数十枚。(入浴中の写真あり)






「もうねぇ、有り得ないから！！」

「なんで？これが僕の愛し方なんだけど……」

「ならその愛し方を改善しろぉおおお！」







私の友達が言ってた。
『イケメンでヤンデレとか、最高じゃん』とね。




んふふ。なら聞くぞ？

毎日、1分1秒監視されてて、何十枚も写真撮られて、極度な嫉妬。挙句の果てには、私の舐めた飴棒を保管している彼氏。






嫌でしょ！？！？







「とにかく、ペナルティは守ってもらうから！じゃ、また明日」

「お……おう？」







明日は彼氏とデート。
んん。ちゃんと改善してくれるかな……。







「もう……ヤンデレ彼氏はゴメンなんだよぉ。」






顔はイケメン(だと思う)だから、早くひね曲がった性格を……直して欲しいよ。

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