わたしの彼氏とわたしのお兄ちゃん (ページ7)

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龍我「うまぁ！」

A「ガトーショコラも美味しい～」

龍我「一口食べていい？」

A「どうぞ」

あーん、なんてことは
恥ずかしくてできないから
お互いにお互いのものを突っつきあって
「「美味しい～～！」」
って結局シェアして半分くらいずつ食べちゃうの。

龍我「来月からパンケーキ新しいの出るって！」

A「また来ないとね」

龍我「うん！楽しみだな～～～って…あ、」

A「お兄ちゃん…」

窓側のカウンター席に座っている私たちは、
外を歩く人から丸見えで。

A「そうだったお兄ちゃん今日午後から塾でその帰りだ…」

お兄ちゃんの隣には
お兄ちゃんと仲良しの飛貴くんが
ニコニコ手を振っていた。

龍我「よし、食べ終わったし那須面倒だしぶらぶら歩こっか」

龍我はさっきのわたしの
お兄ちゃんへの嫉妬を少し気にしてる様子で…。

A「4人で遊ぶ？いいよ、別に！」

龍我「やーだ！俺今日Aとデートするの楽しみにしてたのに、他人が来るのはやーだ」

お兄ちゃん、飛貴くん=他人

龍我「他人はしっしっ！」

A「まぁお兄ちゃんは飛貴くんに任せよっか」

龍我「Aが俺といるのに俺がよく知らない人と仲良くするのもやだし～」

A「子どもか」

わたしたちは会計を済ませて
店を後にした。