わたしの彼氏とわたしのお兄ちゃん (ページ22)

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「「A、ハッピーバースデー！」」

5月末。

中間試験が終わって少し経った今日。

5月23日が誕生日だったわたしの
誕生日パーティーを開催してくれました。

龍我と大昇くんと澪華、
それからお兄ちゃんと、飛貴くん。

龍我が、Aの仲良い人
呼んじゃえ！って言って、
パーティーを計画してくれた。

と言ってもパーティー会場は那須家。

澪華「これわたしと岩﨑から」

飛貴「俺のお気に入りのイヤホンとハンカチ！イヤホンはお揃いになって申し訳ないけど、よかったら使ってね」

雄登「俺からはこの前あげたのでなし」

まさかプレゼントがあるなんて
思ってもいなかったから
とっても嬉しくて。

A「ありがとう！」

龍我「はい！A！」

A「この前誕生日にもくれたじゃん」

龍我「サプラーイズ！」

そういって龍我がくれたのは
ピンクのリップとネイルセット。

龍我「女の子のもの選ぶの大変で、お母さんと選んでみた」

A「ありがとう！」

学校ではネイル禁止。

でもきっとフットネイルだとバレないかな。

澪華「あとからわたし塗ってあげる」

A「ありがとう！」

雄登「俺あげてないのなんか…あれじゃね？」

A「あとからでいいよ」

雄登「上から目線、なぜ？」

A「ありがとう」

雄登「え～」

龍我「Aは優しいお兄ちゃんがいて幸せものだね！」

雄登「レベルあげんなよ」