16 ページ16
A「ねえそろそろ離れよう？」
龍我「え〜」
A「だってここ、
もう教室内ですけど」
龍我「仕方ない！」
大昇「朝からお熱いね〜」
A「大昇くん龍我預かって」
大昇「やだ〜」
龍我「2人とも酷くない！？」
大昇「それよりさ、今日文理の提出、どうするの？」
A「理系」
龍我「えぇ！？文系じゃないの！？」
A「兄ちゃんとも話しててやっぱり理系の方が面白そうだなって思ったんだよね」
昨日の夜、
兄ちゃんの部屋で兄ちゃんの
数学や科学の教科書を見ていて、
もちろん内容はまだ理解できなかったけど
社会の歴史をやるより
ずっと面白そうだなって思ったの。
大昇「龍我はもちろん文系だもんね」
龍我「え〜A文系にしようよ〜」
大昇「トイレ一緒に行くノリで言うなよ〜。文理クラスだってあるじゃん」
龍我「確率低いじゃん！」
A「同じクラスじゃなかったら別れるわけじゃ「別れる！？無理だよ！？は！？」
大昇「最後まで話聞けよ」
早とちりした龍我は
少し涙目になっていて。
A「別にクラスが違うからって別れるわけじゃないでしょう？」
龍我「………」
A「お弁当一緒に食べればいいでしょ？」
龍我「…そっか！」
A「ん？」
龍我「授業50分耐えたらAの教室行けばいいもんね！」
A「それはそれで迷惑だけど」
龍我「決まり！じゃあそれなら理系でもいいよ！A！ね！」
龍我が何に納得したのか
よくわからなかったけど
わたしはその日の文理選択提出プリントに
“ 理系 物理選択 ”
と記入し、担任に提出した。
.
そして1年生を無事終え______
4月、
始業式の日を迎えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん.
| 作成日時：2018年12月15日 1時
