家に帰ると奇術師と暗殺者がババ抜きしていた件について

26.暗がり列車 ページ27

「すごーいっ！！遊園地みたーい！！
あ、風船くれるの？あざーっす！！！」



ピエロから風船を貰うルナ

赤色の風船にはマスコットのクトゥルフくんが

描かれている

ピエロは私の方にもやってきて

青い風船を私に手渡す



「あ、ありがとうございます…」



このピエロにやにやしてるけど

目が一切笑ってないよ？！

ヒソカの方が可愛いんですけど？！！

壊れかけの人形の様に手を振るピエロから離れる

え、だって怖いもん



「ねぇ！！2人とも！！
あそこのアトラクションに乗ろうよっ！」



「いいけど…どれ？？」



ルナがあれーっ！！と言って指差すのは

駅のホームだった



「アレは…アトラクションなのかい？♦」



「きっとそうだよっ！！近く行ってみてみよ！」



ルナはぶーーーんって言いながら走り出す

イルミを引きずりながら(安定



「また俺引きずられるの…(遠い目」



「「ドンマイ、イルミ/♦」」



駅にホームに近づくと

スタッフの若いお兄さんが声をかけてきた



「いあいあ！
このアトラクションにお乗りですか？」



「はいっ！！所でこのアトラクションって
どんなのなんですかっ！！！！」



ルナのテンションが異様に高いな…w



「このアトラクションは
“暗がり列車”というアトラクションです！
詳しくは言えないんですけど
ホラー要素たっぷりでお送りしてます！」



「たのしそおおおおお！！！
みんなせっかくだしのろーよ！！」



ってことで乗る事になりました(強制



私たちは３両目に乗った

４両目にカップルが乗ったのを見たくらいで

他には乗客は居ないらしい



「そういえば…
ずっと手を繋いでたとか？」



ん？



はっっっ！！！ヒソカと手繋ぎっぱなしだ！！

離そうとするけどしっかりと握られる



「Aが怖いっていうからネ❤」



「Aかんわいいいいいwwww」



向かい合わせで座ってるから

容赦なくルナの足を蹴る



「イッタイアシガアアアアアア」



ざまぁみろってんだ！！

雑談しながらまったりしてると

アナウンスがかかる



「間も無く、“暗がり列車”発車致します。
貴方方の旅に幸あらんことを」



プシューーーーーーーー



ガタンゴトンガタンゴトン








スタッフは歪んだ笑みを浮かべると

踵を返し入口に戻って行く






「何人戻ってこれるでしょうか」




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ここからホラー要素が急上昇します

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