ブルーソーダ

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昼休みになった。




やっぱり進学校だけあって、勉強を進めるスピードは早い。



余程頭を使ったのか、お腹がぐうっと鳴る。




重岡『どうやった？久々の学校』



「まだ4限が終わったばかりですけど…疲れちゃいました」



重岡『そりゃあな、疲れるよな』




うちは芸能人の子が多く通う高校でもないため、単位取得コースも無く通信制というのでは無い。


まぁ、進学校だから仕方ないけどさ。









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中学生からこの世界に入ったのは、親としては心配だったと思う。



主に雑誌モデル、時々テレビに出させて頂いたり、ドラマのオファーもくれることもある。




しかし、『売れたら』の話で、事務所にもよるが芸能界のお金なんて歩合制。生き残れるのはほんのひと握り。







親はそれを分かっていた末、進路は東京の高校に入学しようとしていたが、『学業を疎かにしてはいけない』と大阪の進学校に進学。





もし、私が東京の学校に入学していたならば、きっと仕事は増えていただろう。


しかし、実家暮らしで大阪の学校に入学してしまった為、事務所の関係者も『仕方ない』と大阪を拠点に仕事を配慮してくれたらしい。







仕事と学業を両立させて、卒業したら絶対にスターになる。という目標を掲げ、ガムシャラに毎日を過ごしていた。




……そう、ガムシャラに。






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