ブルーソーダ

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目を覚ますと白い天井。ではなく、ネズミのキャラクターのポスターが貼ってあった。





『おう、目ぇさめたか』

「、あつい」


『だろうな。軽い熱中症やで。それにクマできてるし、疲労で倒れたんちゃう？まともに食べてないやろ、ガリッガリやで！？』



んーうるさい。目覚めたばかりの病人にしつこく言われるなんていい気分がしませんよ、中間先生。


中間『それに、丈がお姫様抱っこするなんてなあ』


じょう？えっと、聞いたことある名前。


「…え！藤原くんが！？」


中間『そやで。今まで野球野球うるさかったのに』

「そんなに珍しいことですか…？」

中間『おん。まるでディズニーみたいやな。見ててこっちが惚れてたわ』

「やめてくださいよ。藤原くんは気使って優しくしてくれたんやろうし」

中間『…せやな。丈、優しいし』



はい、どーぞってスポーツドリンクを差し出してくれた。ふだん塩分は控えめにしてたから、いつぶりだろうって紙コップに口をつける。









『ゆずりはさん！体調はだいじょうぶでしょうか！』







呂律が回らない言葉、声にハッとした。





中間『ほら、キラキラして見えんのは俺だけかな』






なにかが、弾いた音がした。







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