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「お久しぶりですね。Aさん。」



コホン、と咳払いをした諸伏さん。




私はさっきの気にしていた、の意味が気になりすぎてろくに顔を見れなかった。




「あの、さっき上原さんが……」




気にしてくださってありがとうございます。これからは元気にやって行きます。




と頭を下げると少し複雑そうな諸伏さん。




「私が貴方を気にしていたのは……」




貴方を守りたいと思ったからです。



「え、?」




「貴方の夢を応援したかった。



だからあの時、電話をしました。」




貴方のことだからきっと諦めてしまうと思って。




それって、え……?




「私に貴方を守らせてはくれませんか。」




つまり…?



「お付き合いを前提に、ということです。」




……夢?

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作者名:ひねり揚げ | 作成日時:2023年3月14日 10時

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