共犯者【名探偵コナン】【諸伏高明】 (ページ18)

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取りたかった資格もばっちり取れた。
時が経つのは早いものであっという間の2年間だった。

卒業式だって皆袴を着て写真を撮りあってるけど私は特にすることもない。

帰っちゃおうかなー、なんて思っているとどこかで見たことのある女性が。

｢久しぶりね。覚えてるかしら？｣

お団子頭にこの声…

｢あ、警察の……｣

名前までは思い出せなかった。なんせ2年も話してないし、思い出すこともなかった。

上原よ、と続けた女性は卒業おめでとう。と声をかけてくれたようだった。

｢ありがとうございます…

え、わざわざそれを言いに？｣

嬉しいけどなんで……

｢覚えてるかしら。諸伏警部。

あの人がずっと貴方のことを気にしててね……

そんなに気になるならって連れてきたのよ。｣

上原さんが目を向けた先に居たのはニヤニヤ笑う大和さんと

大和さんを睨みながら歩いている諸伏さん。

｢気にしてた、って……｣

訳が分からないまま2人が私の前に立つ。

じゃあなコウメイ、

諸伏さんの背中をばしっと叩くと大和さんは上原さんを連れてどこかへ行ってしまった。