男好き60 ページ15
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「ねぇ、A」
『……、霞柱、様？』
冨岡さんを見送った後、
まだ残っている内の一人である霞柱様から声を掛けられる。
しかも、名前を…
「僕もこう呼ぶね。君って言ってたら周りと区別つかないし面倒くさい、」
『そ、そうですか。是非お願いします』
「あと、霞柱様って長いと思うんだけど」
『確かに言われてみれば、では時透さんとお呼びしても？』
刀を持ってたったの二ヶ月で柱になった天才剣士、その敬意も込めてこう呼んでいたが、
堅苦しかったのだろうか。
「無一郎、でいいよ。僕、一応年下だし」
思わぬ提案だった。
だが、いきなり呼び捨てと言うのは、
『なら、無一郎くん、で』
腑に落ちない表情をしていたが、何とか納得した様だ。
「…まぁいっか、これで面白い事になりそうだしね」
そう呟くと彼は後ろを振り向き、残っている柱達を見る。
此方からは顔が伺えず、どの様な表情をしているのかは分からない。
大方、いつもの無表情なのだろうけど。
すると、すぐに此方に向き直った。
「A、また話そうね」
今日の彼は良く喋る、
何か面白い事を見つけた様な顔をして。
『今日の無一郎くんは何だか楽しそうですね』
そうかもね、と言って、
無一郎くんは他の柱の間をすり抜け、帰って行った。
__
宇髄side
「なかなか派手にやんなぁ、子供の癖に」
あいつが振り返った時、
_ _A
そう俺等に向けて、口パクで見せつけやがった。
戦いで時々見せる、あの含みのあるニンマリとした笑顔で。
そして、俺達の間を通る時、
「無一郎くん、だってさ。
可愛いよねAって」
そう囁くように言い残し、すり抜けて行った。
「なぁ？煉獄、先越されちまったな、」
俺は煉獄の方を向く。
「む、別に俺はどうでもいいが！」
と言いつつも、目えギラギラさせてっけど。
こいつ、意外と愛情表現が苦手なのか？
いつでも直球なイメージだったが、
それか、まだ気付いていないのか。
まぁ、俺もあんま人の事いえねぇけどな。
俺にとって、あいつは別に好意を向けている対象ではねぇ、
ただ裏が有りそうで気になる、それだけだ。
「皆さんお腹空きません？空きましたよね？
なので早く帰りましょーっ！」
何かを感じとった甘露寺が、そう元気よく言う。
この言葉を堺に、俺達は自分の屋敷へ戻った。
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匿名 - 濃ゆいって方言ですか？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
麗優(プロフ) - ほんとですよね笑 無敵だけどいい迷惑ですね。はい、よろしくお願いします！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 114271c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 猫まんまさん» あ、そうなんですか（笑）教えていただいてありがとうございます！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 麗優さん» 何で職場なんですかね、、ほんとあれは無敵スキルですよね、、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - 伊織さん» あっ。でも、そのグループ解散しちゃって…。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: a02a4587d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年12月4日 22時
