男好き47 ページ2
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一瞬目線が交わり、そして顔を背けた。
顔に痣があるという訳ではなかったが、これ程美しいにもか変わらず顔を隠そうとするのには、
やはり深い理由があるのだろう。
それに私が立ち入るのは賢明な判断とは言い難いに違いない。
それは頭では理解している、だが、
Aさんの何かを思い詰める様な顔を見ていると、衝動が抑えられない。
「Aさん、何で隠すんですか?
Aさんは自分が自覚している以上に美しい方ですよ?
私、こんなに心を奪われたのは姉以来です」
今の私は非常に感情的だ。
柱たるもの常に冷静沈着、理性的に行動しなければならない。
しかし、今の私には到底無理そうだ。
「何があったんですか…
何をそんなに一人で抱え込んでいるんですか…ッ」
Aさんは唇を噛んだ。
「お願いですから、何か、話して下さいよ……」
何処か姉の姿を重ねてしまうその面影が、
暗く沈んで見えるのが、私の胸を一層締め付けた。
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匿名 - 濃ゆいって方言ですか? (2019年12月26日 23時) (レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
麗優(プロフ) - ほんとですよね笑 無敵だけどいい迷惑ですね。はい、よろしくお願いします! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 114271c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 猫まんまさん» あ、そうなんですか(笑)教えていただいてありがとうございます! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 麗優さん» 何で職場なんですかね、、ほんとあれは無敵スキルですよね、、これからもよろしくお願いします! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - 伊織さん» あっ。でも、そのグループ解散しちゃって…。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: a02a4587d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 | 作成日時:2019年12月4日 22時