色柱は男好き。【鬼滅の刃】

男好き20 ページ21

.

Aside


昨日は何もかも予想外の事ばかりだった。


異質な鬼が現れて、

化粧をしていない状態で煉獄さんと鉢合わせて、

そして煉獄さんと接吻を…



思い出すと顔が赤くなると同時に、少しの恐怖が蘇ってくる。


あんな目、向けられた事なかった。



いくら嫌われているとはいえ、

あんな複雑な感情が入り混じった様な目を向けられた事は一度もなかから。




手を振り解こうとしたが、ビクともせず、

男性には力では敵わない事を改めて思い知らされた。



あれ以降、宿を出て屋敷へ着くまで一言も会話を交わさなかった。


しかし、行きとは違い、ずっと横を歩いてくれた。


どうして？私の事があれ程嫌いなのに。


そう思いながらも聞く事はしなかった。






私の日頃の行動が煉獄さんのあの行動を促したのだ。

煉獄さんは何も悪くない。





だが、






『初めて、だったんだけどな…』



「何が初めて？、だったんですかー？」
　
『ｯ、み、蜜璃ちゃん』


今の声聞こえてたのか…。


ピョンピョン跳ねて教えてよ〜と言う蜜璃ちゃん、可愛すぎる。





__
文字数〜

男好き21→←男好き19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す