男好き19 ページ20
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濡れた髪を荒々しく拭く。
まだ濡れたままだが脱衣場を出た。
「どうも引っかかる…」
何故か廊下であった女性に、あいつの影がチラつくのだ。
同じ銀髪というだけとは分かっているが。
俺はどうしようもなくあいつが勘に触るのだ。
俺が頭を悩ます原因は全てあいつだ。
そう思いを巡らせている内に、いつの間にか、俺の足はあいつの部屋へと向かっていた。
「色柱！失礼する」
_ガラッ
俺は返事を聞かずに戸を開けた。
「え、れ、煉獄さんですか？
女性の部屋に返事を待たずに入って来るなんて非常識ですよ〜」
明かりをつけていないのか。
部屋が暗くて顔がよく見えない。
最初こそ驚いた様子だったが、すぐに普段のような余裕を醸し出す口調に変わった。
『もしかして、溜まってるんですか〜？』
早々に自分から誘ってくる軽々しさに安堵を覚える。
ふ、こいつはこういう奴だ。
あの時は本性を出していなかったのだ。
そうに違いない。
……だから何故あの女性が今チラつくんだ。
「あぁ、そうだ、この頃任務が続いて休む間もなかったのでな。
相手をしてもらおうか」
『！…うわぁ〜煉獄さんから来てくれるなんて嬉しいです。
でも今は…「俺は今しか無理だ」……ひゃあっ！』
俺はあいつの上に覆い被さり、両手を押さえつける。
「ほぉ、まだ初々しい反応が出るんだな。
汚れた体の分際で…。
それとも、強引にされるのが好きなのか？」
『煉獄さっ_ﾁｭｯ_ﾁｭﾊﾟｯん、はっ、あっ…』
俺はあいつの口に無理矢理接吻をした。
俺の舌が、あいつの舌と絡み合う。
その度に卑猥な音が部屋に鳴り響く。
「む、お前下手くそだな」
『…はぁっ…は、……』
酸欠になったのか、肩で息をしていた。
「この位で、何を弱っている。
接吻何て毎晩やっているだろう？」
俺はとっくにこの違和感に気づいていた。
『私、もう、む、りです…』
_ドクンッ
だが、気づかないフリをしていた。
月明かりで部屋の中が照らされる。
そしてあいつの顔に光が差した。
長い睫毛、
綺麗で純粋な瞳、
ぽってりとした唇に、
透き通るような白い肌、
同じ、だ。
違う所といえば涙でうるんだ瞳、白い肌がほんのり火照っていること。
やはり、男の理性は脆いものらしい。
俺はもう一度唇を重ねた。
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shinox2(プロフ) - 煉獄さんの最後のセリフにドキドキです(///∇///) (2019年12月22日 23時) (
レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - アイスさん» ありがとうございます！只今更新しても反映されてない？みたいになっているので、抜けている話などがあれば教えていただけると有難いです！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - めでぃさん» すみません！何か設定してました！！何かまだ更新も完全に出来て居ないみたいで…すみません！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
めでぃ - 続編のパスワード、よかったら教えてくれませんか？ (2019年12月4日 22時) (レス) id: 44879474c1 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前から読ませていただいててほんとに面白くてテスト明けの12月3日めっちゃ楽しみにしてたんです！また更新されて話が進んでいくのが楽しみです！！頑張ってくださいね！ (2019年12月3日 22時) (レス) id: 7f3226c555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年11月21日 21時
