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「善逸の気持ちもわかるが雀を困らせたらダメだ」
「えっ、困ってた雀? なんでわかるんだ?」
『えっと善逸がずっとそんなふうで仕事に行きたがらないし、女の子にすぐちょっかい出す上に、イビキもうるさくて困ってるって………』
「嗚呼」
「チュン」
「言ってんの!? 鳥の言葉がわかるのかよ!?」
「嗚呼、Aは色んな鳥と会話が出来る」
『うん』
「嘘だろ!? 俺を騙そうとしてるだろ!でも凄いねAちゃん!」
「カァァ!! 駆ケ足!! 駆ケ足炭治郎、善逸、A走レ!! 共ニ迎エ次ノ場所マデ!!」
「ギャーーーーーッ、カラスが喋ってる!!」
炭治郎とAが鳥の言葉を理解すると言うと騒ぎまくり、炭治郎の鎹鴉が喋り出すとまた騒ぎ出す。
そんな善逸に、二人はもう何も言わなかった。
しばらく歩くと大きな家があった。
「血の匂いがするな…でもこの匂いは」
「えっ? 何かの匂いする?」
「ちょっと今まで嗅いだことが……」
「それより何か音しないか? あとやっぱり俺たち共同で仕事するのかな」
「音?……!!」
炭治郎が見た場所には二人の子供が草むらに抱き合いながら隠れていた。
『子供だ__!』
「どうしたんだろう。
こんな所で何してるんだ?」
炭治郎が近づいて話を聞こうとするが怯えているのか後ずさりをする。
『__じゃじゃーん!手乗り雀と手乗り鶯!』
「チュン! チュン!」
「ホケキョ!」
緊張を解すように子供たちにAが見せると、二人は安心したのか涙を流しながらへたり込む
炭「何かあったのか? そこは二人の家?」
男「ちがう…ちがう…。ばっ…化け物の家だ…」
「兄ちゃんが連れてかれた。 夜道を歩いてたら、俺たちには目もくれないで兄ちゃんだけ…」
「あの家に入ったんだな」
「うん…うん…」
「………うう……兄ちゃんの血の痕を辿ったんだ。 怪我したから……」
「大丈夫だ、俺たちが悪い奴を倒して兄ちゃんを助ける」
「ほんと? ほんとに…?」
すると先程から耳に手を当て、黙っていた善逸が炭治郎とAに話し出す。
「炭治郎、Aちゃん。 なぁ、この音何なんだ? 気持ち悪い音……。 ずっと聞こえる、鼓か? これ…」
「音? 音なんて………」
その時、ポンポンと何かを叩いたような音が鳴った
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 22時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - 愛さん» コメント有難うございます!上手じゃないです〜〜〜私が色んな方から画力を貰いたいです、笑 (2019年10月28日 10時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 絵、上手、、、、、、画力分けてくださいよ! (2019年10月28日 8時) (レス) id: 53b6a0eef8 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - アイスさん» わ〜〜有難うございます! (2019年10月25日 20時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 夢主可愛いし、絵も上手い!(p^-^)p (2019年10月25日 19時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月22日 8時