炭治郎の許嫁ちゃん。 弐 【鬼滅の刃】

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お館様と呼ばれたその人は、おかっぱの子供たちに手を取られ歩いてきた

｢お早う皆、今日はとてもいい天気だね
空は青いのかな

顔ぶれが変わらずに半年に一度の″柱合会議″を迎えられたこと嬉しく思うよ｣

二人が呆然とその人を見ていると不死川が二人の頭を地面に押さえつける。

二人が不死川にさっきの様に抵抗しようと思っていると、皆一斉にお館様に向かって膝をつけている｡

すると二人を押さえつけている不死川がさっきとは別人のように話し出す。

「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。｣


｢ありがとう実弥｣


｢(私が言いたかった…お館様にご挨拶…)｣


｢畏れながら柱合会議の前にこの竈門炭治郎とAなる鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますがよろしいでしょうか｣

「そうだね、驚かしてしまってすまなかった
炭治郎とAと禰豆子のことは私が容認していた
そして皆にも認めて欲しいと思っている」


｢嗚呼…たとえお館様のお願いであっても私は承知しかねる｣


｢俺も派手に反対する、鬼を連れた鬼殺隊など認められない｣


｢私は全てお館様の望むまま従います｣


｢僕はどちらでも…すぐに忘れるので｣


｢………｣


｢信用しない信用しない、そもそも鬼は大嫌いだ｣


｢心より尊敬するお館様であるが理解できないお考えだ！！全力で反対する！！｣




｢鬼を滅殺してこその鬼殺隊

竈門・A・冨岡両名の処罰を願います｣

皆、鬼を滅する鬼殺隊だからこその言葉だった


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大正コソコソ噂話

皆Aの苗字を聞いていないのは烏が言ってないだけらしい。
不死川に襲いかかった鳥たちは皆Aの知り合いだったんだって

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